東北で輝く北都銀行

北都銀行とライバル銀行

北都銀行のライバル銀行と言えば、同じ秋田県内に本拠地を置く地銀、秋田銀行が一番のライバルです。北都銀行の母体は、秋田県内で秋田銀行と長らくライバル関係にあった秋田あけぼの銀行と羽後銀行が合併したものでした。それらの金融機関が束になってかかっても、秋田銀行には敵わなかったのです。実際、合併直前の平成4年の時点では、預金残高1兆5,000億円を誇る秋田銀行に対し、6,000億円の羽後銀行、3,000億円の秋田あけぼの銀行が秋田銀行を追いかける状況となっていたのです。

そんな秋田銀行を超えるため、経営統合を果たして「北都銀行」となったものの、実際にはバブル崩壊の流れを受け、北都銀行は公的資金の導入を受けるなど、経営状況が悪化します。それを打破するために実施されたのが、ライバル銀行であった山形県の荘内銀行との経営統合です。もともと秋田県北部を拠点とする北都銀行と、山形県北部を拠点とする荘内銀行は明らかに営業エリアが重なっていました。この銀行同士が、金融再編の流れの中で、合併を果たしたのです。

こうして金融持ち株会社フィデアHDの配下となった北都銀行は、荘内銀行と協力しつつ、東北地方におけるシェア拡大に乗り出したのです。北都銀行が秋田県と青森県を受け持ち、荘内銀行が宮城県と岩手県を受け持つ形で支店を設置するなど、さまざまなサービス拡充を進めています。

そのため、ライバル銀行は当然増えました。秋田銀行だけではなく、山形銀行、仙台銀行、東北銀行など、それぞれの県の第一地方銀行がライバル銀行となりましたし、仙台都市圏ではみずほ銀行や三井住友銀行などの都市銀行とも顧客獲得競争を繰り広げることになったのです。