世界経済を支えるIMFの仕組み

IMFが果たしている役割

IMFとは、「国際通貨基金」の略称で、世界経済において、通貨の安定と為替相場の安定を目的として、国際連合が設けている国際組織です。アメリカのワシントンに本拠地を置き、2014年4月現在で188か国の加入国があります。

簡単にIMFの役割を表現すると「世界銀行」と言ってもいいでしょう。ただし、「世界銀行」という組織は別にあります。世界銀行はアメリカのワシントンに本拠地を置いていて、役割としては国と取引を行う金融機関に融資等を行うセーフティーガードとしての役割を担っています。一方のIMFは、もっぱら通貨のレートや急激な乱高下を抑制するために、為替の安定を図ることを目的としている組織になります。

IMFでは、特に為替に対する介入などを行う場合があります。もちろん国連の機関ですから、特定の国に肩入れするようなことはしないですが、一般的に世界的な通貨がアメリカドルであることから、アメリカドルの価値が安定するように為替を購入したり売却する「為替介入」を行うことが多いです。もちろん円でもユーロでも、急激に価値が変動するような場合には、それを防ぐために介入をすることもあります。

また、IMFは政府を相手に融資を行うこともあります。主に発展途上国や、通貨危機などに見舞われて経済が破たん寸前になっている政府に対して融資を行います。ですが、融資を受ける際には各国の経済構造を変革させるよう指導が入ることもあります。政府の財政破たんを防ぐために、必要な資金提供と指導を行うのも、IMFの重要な役割となっているのです。